お友達を叩いてしまう3歳児の接し方(3)

子育て情報

少しずつお友達との関わりを深めるのが3歳の時期ですが、一緒に楽しく遊ぶこともあれば、ケンカをしてしまったり叩いてしまったりということも増えてくる時期でもあります。親としてはどこまで叱っていいのか戸惑うことも多いはず。人の気持ちがわかる子になってほしい、というのはどの親も同じですが、なかなか分かってもらえず悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。今回の記事では「お友達を傷つけてしまう」ことの原因と親としての対処法、またその際に注意するべきことについて3回に渡って紹介する第3回目です。

 

 

■怒り過ぎない(へらへらしていても理解してくれている)

あまり起りすぎるとお友達との関わりに対し萎縮してしまうこともあります。まだまだ未熟な3歳児ですから、あまり怒り過ぎずにこれはいけないことだと冷静に、かつ毅然とした態度で説明してあげましょう。

 

 

 

■怒られてへらへらしているのは自分がこれ以上傷つかないため

子どもは怒られている間、ずっとへらへら笑って、大人をイライラさせてしまうことがあります。諸説ありますが、こういった態度は自分を守るためにしていると言われています。してはいけないことをしてしまった子どもは、その時点ですでに心の中では動揺して傷ついてしまっているという考え方です。傷ついた自分に更に大人から攻撃を受けると必要以上に心にダメージを受けてしまいます。

この説を元にすると、へらへらしていること自体は過度に怒らない方がいいと考えられます。目を見て、怒った表情を作り、毅然とした態度で今したことはなぜいけないのかを説明をする。それでも笑う場合でも「ちゃんとお話を聞いて」と指摘するだけで十分です。決して大人を馬鹿にするつもりで笑っているわけではないようです。

 

 

 

 

■同じことをして痛みを分からせる、というのはNG

頭を叩かれた子がどんな気持ちか、ママが叩いて教えてあげる。他人の痛みを子どもに分かってもらいたくてこういった言動をとってきた方もたくさんいると思います。しかしこれは避けた方がいい教え方です。子どもは親の行動を観察して自分の中に行動規範を築いていきます。教えるためとはいえ、大人が暴力という選択をしてしまうと、やはり子どもは暴力を是としてしまいます。子どもへのしつけというのは本当に大変です。叩くことで子どもをコントロールするのは短期的には効果的かもしれませんが、長い目で見ると決していい結果は生みません。問題があった時に地道に言葉で伝え、子どもに善悪の判断基準を築かせてあげてください。時間をかけて得たものは子どもにとって一生の価値観となります。

 

 


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■帰ってから、と先延ばしにしない

子どもの記憶は大人ほどしっかりしていません。昨日の話をすると覚えていることもあるかもしれませんが、その時の心情やこまかな事情などは忘れてしまっていることが多くあります。今は出先だから帰って夕飯の時にゆっくり話そう、などとはせずになるべくその時その時に話をするようにしてあげてください。今、何がいけなかったのかという伝え方をした方がより効果的に子どもの心に届くはずです。

 

3回に渡ってご紹介した3歳児との接し方、いかがでしたか?親は子どもに対し色々な思いを持って子育てをしています。良かれと思って接したことが逆効果だった、というのはできるだけ避けたいところですよね。子育て論というのは時代によって大きく変わり、今後数十年後にはこちらの記事にあるようなことは覆されているかもしれません。だからこそ最新の情報にアンテナを張り、子供にとって最良の接し方を勉強していくのが大切なことです。

 


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