お友達を叩いてしまう3歳児の接し方(1)
少しずつお友達との関わりを深めるのが3歳の時期ですが、一緒に楽しく遊ぶこともあれば、ケンカをしてしまったり叩いてしまったりということも増えてくる時期でもあります。親としてはどこまで叱っていいのか戸惑うことも多いはず。人の気持ちがわかる子になってほしい、というのはどの親も同じですが、なかなか分かってもらえず悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。今回の記事では「お友達を傷つけてしまう」ことの原因と親としての対処法、またその際に注意するべきことについて3回に渡って紹介していきます。
■自分の意思を伝える方法がまだわからない
3歳になるとお話も上手にし始めて、日常における親子の意思疎通も円滑にできるようになってきます。しかし相手の気持ちを察したり、自分の複雑な感情を理解し周りにそれを伝えるというスキルはまだまだ習得できていません。お友達同士で遊んでいて、相手が遊んでいるおもちゃをもらいたい、取られたおもちゃを取り返したなど、お願い事や相談事などを言葉で上手にするには、もう少し練習が必要なのです。
自分の子どもは特別性格がきついのかな、などと気にし過ぎずに「まだ成長過程なんだな」とどっしりと構えるようにしてください。お友達と上手くコミュニケーションがとれない様子が見られたら、まずは成長している証だと思いましょう。
■お友達とどうやって遊んでいいかわからず困惑する
親や保育士の先生に遊んでもらってきた0~2歳と違い、3歳近くなってくるとお友達だけで一緒に遊ぶ場面が増えてきます。自分に置き換えてみるといかがでしょうか。学生時代、始めて恋人ができた時、そう接していいか分からなかったことはありませんか?社会に出たとき、これまでのように友達とばかり遊んでいたのが、会社の上司
と飲みに行く機会が増え上手く会話ができなかったりということがあったはずです。
実は3歳の子ども達も同じなんです。生まれて初めて、お友達と一緒に遊ぶという体験をしているのですからなかなか上手に遊べないでしょう。もちろん初めから上手くできる子もいますが、人それぞれなのは大人も同じですよね。上手くいかなくて当たり前ですのであまり気にし過ぎないようにしてください。
■自分の感情を上手くコントロールできない
イヤイヤ期も終盤になる3歳。だいぶ大人とのコミュニケーションが上手になりわー!っと怒ることは少なくなってきますが、子ども同士だとまだ予測不能なことが沢山起こります。慌てたり戸惑ったり怒ったり悲しかったり、色々な感情がまだ制御しきれないのが3歳です。これも少しずつ練習していってだんだん冷静な対応を覚えていきます。イヤイヤ期を脱したから急にお兄ちゃんになる、というわけではありませんので長い目で見ながら余裕を持って接してあげて下さい。【記事:岩瀬佑実】
※(2)に続く
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